織ネームの色の見え方
織ネームの色の見え方について簡単に説明します。
織ネームは経糸(たていと)と緯糸(よこいと)からなる”織物”です。
経糸は基本白黒のどちらかを設備していて(ポリエステルの場合)緯糸に色糸を使用することで色味を表現しています。
織り方(組織)によって経糸と緯糸の重なり方が違うので、組織によって色の出方は異なります。
下記の画像は、白の経糸で織られた表朱子織と裏朱子織の色の出方を比べたものです。
表朱子織は経糸が表側に多く見える構造になっており、反対に裏朱子織は緯糸が表側に多く見える組織となります。
白い経糸に赤い緯糸の場合
見比べて分かる通り、経糸が表側に多く見える”表朱子織”では経糸の白色が多く反映されており、緯糸が表側に多く見える”裏朱子織”では緯糸の色味が強く反映されています。
白の経糸の場合
黒の経糸の場合
表朱子織では、白の経糸の場合ほんのり緯糸の色味が反映されるのに対し、黒の経糸では緯糸が透けずにほとんど黒のままの状態になります。
また、裏朱子織でも多少経糸の色味の影響を受けるので見え方が異なります。
その他さまざまな組織があるので織り方によって色の見え方を変えることができます。
代表的な織ネームの組織
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